地理学

歴史

生田神社と一宮から八宮——「神戸」という地名を生んだ神社と、八つの裔社の話

神戸の中心地「三宮」の地名は、三宮神社に由来する。生田神社の氏子地には一宮から八宮まで番号のついた神社が現存し、これは全国でも神戸だけとされる。「神戸」という地名を生んだ古社と、八柱の神々を祀る裔社の成り立ちをたどる。
歴史

五色塚古墳はなぜ海を向いているのか——明石海峡を見下ろす兵庫最大の前方後円墳

神戸市垂水区の住宅街に突如現れる全長194メートルの前方後円墳。兵庫県最大の五色塚古墳は、平野ではなく明石海峡を見下ろす台地の上に築かれている。日本初の復元整備古墳として知られる一方、被葬者も埋葬施設の場所も今なお不明のままだ。
歴史

旧国名はなぜ今も生き残っているのか ——廃止されなかった地名の、1000年後

「信州そば」「伊予柑」「薩摩芋」——これらはすべて明治以降に廃止されたはずの地名を冠している。旧国名はなぜ消えなかったのか。法律で廃止されなかった経緯から、県境と国境のずれ、兵庫県・長野県の具体例まで、旧国名が生き続ける理由を整理する。
歴史

各地の山はなぜ「富士」と呼ばれるのか——郷土富士という文化現象

「〇〇富士」と呼ばれる山は全国に400以上存在する。縄文期に遡る富士山信仰の広がりと、江戸時代の富士講による代替文化——郷土富士が各地に生まれた背景と、その多様な実態をたどる。
歴史

本住吉神社はなぜ『本』を名乗るのか——住吉信仰1800年の未解決の問い

神戸市東灘区の本住吉神社は、大阪の住吉大社よりも「うちが本家」と主張する神社だ。その根拠は日本書紀の「大津渟中倉之長峡」という地名の解釈にあり、本居宣長も当地説を支持した。1800年以上決着のついていない問いと、延喜式に載っていないという不利な事実を整理する。