神経科学

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なぜ人は音楽に感動するのか——次の音を待つ脳と、当たりすぎない快感

音楽は食べられず、身も守りません。それでも鳥肌が立ち、涙が出ます。脳を測ってみると、ドーパミンは音が鳴るより先に出ていました。予測と裏切りのつり合い、快感を消す薬の実験、そして音楽だけ楽しめない人たちの脳から、この不思議な報酬の正体をたどります。
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なぜ人は利き手を持つのか——胎内から始まる右利きと、まだ解けない9対1

世界の約9割が右利きで、この偏りはヒトだけのもの。チンパンジーでさえほぼ五分五分です。しかも利き手は生まれる前、胎児が右の親指を吸う段階ですでに表れている。胎児研究・180万年前の化石・遺伝子解析をたどると、「なぜ右に偏るのか」という進化的な問いだけが、いまも答えの出ないまま残っていることが見えてきます。
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色はなぜ見えるのか——光そのものに色はない、という出発点

赤いリンゴの赤は、物にも光にも存在しない——ニュートンはそう見抜きました。可視光の波長、物体の反射と吸収、3種類の錐体、脳の処理。色が立ち上がるしくみを、同じ服が白金にも青黒にも見える色の恒常性や、ヒト以外の動物の色覚、色覚の進化までたどります。