食文化

歴史

平清盛はなぜ神戸に港を作ったのか——大輪田泊・経ヶ島と、日宋貿易の野望

平清盛がなぜ博多ではなく神戸・大輪田泊を日宋貿易の拠点に選んだのか。立地・拠点・既存インフラという三つの条件、私財を投じた人工島「経ヶ島」の築造、1170年の宋船入港、そして福原遷都に込めた海洋国家の構想まで、清盛の経済センスと港湾整備の全体像を整理する。
歴史

灘の酒はなぜ「辛口」なのか——水・米・技が生んだ「男酒」の正体

灘の酒が「辛口」と呼ばれる理由は、宮水という硬水の発酵促進効果だけではない。水車精米による高精白、六甲おろしを活かした寒造り、丹波杜氏の技術、江戸という市場の嗜好——四つの条件が重なり合って生まれた「男酒」の成り立ちを整理する。
歴史

灘五郷はいつから「五郷」になったのか ——酒どころの形成史

現在の「灘五郷」という枠組みが確定したのは明治19年のこと。江戸時代には三郷から始まり、五郷へと分化した経緯がある。水車精米・宮水・丹波杜氏・樽廻船という四つの条件が重なり合い、灘が「江戸の酒の8割」を供給するまでになった形成史を整理する。